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![]() 「ほんとに美しいのは母の字」と返してきた。 たしかに亡き母は、美しい字を書く人だった。 一方、父は公務員らしくきっちりと印刷したような字を書く人だった。 去年亡くなった長兄の字はどこか父に似ていた。 姉と次兄は母に似て、羨ましいほどの達筆である。 それにひきかえ私の字は、どちらにも似ず金釘流免許皆伝の腕前。 そんな美しい字を書く母に不可解な行動が続くと、 一緒に暮らす長兄から連絡をもらいかけつけたことがあった。 炬燵に入りニコニコしているだけの母に、ペンをもたせ自分の名前を書いてと頼んだ。 残念ながら美しい字の再生は叶わず、 母が壊れていくような衝撃をうけたことを覚えている そのあとつき添って行った病院で、 多発性脳梗塞からくる認知症と告げられた。 ▲
by anpanpapa
| 2018-11-27 15:59
| 家族(父母姉兄)
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![]() 在京の姉から数冊の書籍が送られてきた。 世界文化遺産の平泉について学術的にまとめた小野祐貴著「東国平泉」、 わたしらが暮らしたまちの歴史変遷について綴った古舘善次郎著「長嶺物語」など。 こっちは時代小説51巻を読み了えたところだったので、気分も変わりたのしめた。 特に「長嶺物語」は写真1枚もない自費出版の小冊子だが、 あたたかで写実的な筆致に惹かれて、 時空を超え生家の周辺を散歩することができた。 一つひとつの本には、付箋紙がついていた。 そこには美しい字で書籍の後付けにはない筆者のプロフィールと、 わが父母と筆者の関わりやエピソードが記されてあった。 姉の心遣いに、感謝。 ▲
by anpanpapa
| 2018-11-22 09:16
| 家族(父母姉兄)
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![]() 人間ドックを申し込んだ。 かなり先までいっぱいで、予約できたのは2020年2月。 「日野原重明先生みたい」と言いたいが、スケジュールに入ったのはこれだけ。 東京オリンピック開催の年、はたして生きているのか。 どうしてそんなに混んでいるかと思った。 胃検査を人数限定の内視鏡でと希望する人が増えているからだそうだ。 たしかに、それはわかる。 あの不味いバリウムと逆さ吊り状態の検査は、だれだって嫌になる。 かと言って、カメラのついた管を入れられるのも「大変そうだ」とふつうは思う。 前回、「何ともないよ」と妻のことばに乗せられて内視鏡をやってみた。 想像をはるかに超える「何ともなさ」だった。 2020年、元気で人間ドックを受けたいものだ。 ▲
by anpanpapa
| 2018-11-20 12:10
| 暮らし
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![]() ことしはまだだから、冬の訪れは遅い。 それでも初冬の風物詩である中津川のサケの遡上が見られ、冬は確実にやってきている。 その中津川のそばにある県民会館で「盛岡市小学校連合音楽会」が開催された。 市内の小学校4年生が参加し合唱を披露するが、 少子化と地域の事情により全校生で参加するところや、 渚生くんの学校のように3・4年生合同で参加する学校もあった。 子どもたちの一生懸命な姿をみていると、なぜか涙が出てしまう。 単純に年寄りの感情失禁なのかもしれないが、 煩悩で覆われた心を純真な子どもらに 洗い流してもらっているような気もしてくる。 県民会館そばの「与の字橋」から撮った写真。 右下にある二つの小さな影は鮭のカップル、 左下には私ら夫婦の影もある。 ▲
by anpanpapa
| 2018-11-13 20:59
| 暮らし
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![]() 直前のピアノ教室では先生から「大丈夫!」と言われた。 ただ「雑念をはらい集中して」とも。 はたして、雑念をなくせず飛散、散漫、散々な結果に。 八王子の長女から「まだピアノやってたの?」と、 感心される(あきれられ?)始末。 こうなったら、 いきながく続けることを、 目標にするしかない。 ▲
by anpanpapa
| 2018-11-12 10:19
| 暮らし
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![]() 今回の「まんぷく」は観ている。 オープニングがいい。 ヒロイン福ちゃんの魅力が全部盛りこまれていて、ドリカムの曲ともマッチ。 さいごの海に向かって大の字「パッ!」で、一日が元気にはじまる。 「あまちゃん」もそうだったが音楽がいいと、内容もテンポよく感じられる。 「プロフェッショナル」「日本縦断 こころ旅」「ドキュメント72時間」…。 どれもテーマ曲が好きな番組。 ▲
by anpanpapa
| 2018-11-07 10:16
| 暮らし
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![]() 駆けつけた警察官は現場検証と私ら夫婦の個人情報を把握し、 「報道へ流しますので」と言って帰っていった。 そのときは、新聞に小さく載るのかぐらいに考えていた。 ところが帰宅すると、現場でインタビューをしながら撮影したいと地元のテレビ局がやって来た。 「怖くて現場へ行くのは無理」と言ってはみたが、結局は同行した。 一度は断るが強く引っ張られるとすぐ腰をあげる「臆病な目立ちたがり屋」の性格がもろ出てしまった。 それにしても何だか大袈裟な扱いではないかと思っていたら、理由があった。 その日は、例年より半月早めた狩猟の解禁日。 日を早めた目的は、人里におりた熊に早く山へ帰ってもらうためだとか。 だから時機と内容がバッチリで、ニュース性を高めたということらしい。 夕方のTVニュースや翌朝の新聞を見たという友人や元同僚から、 電話やメールがたくさん届いた。 はからずも旧交を温められ「熊の功名」となった。 「君たちが私らの棲むところへ入って来たんじゃないか!」 熊としてはそう言いたいんだろうな、たぶん。 「もう行きませんよ、そこには」 グリもそう言ってます、たぶん。 ▲
by anpanpapa
| 2018-11-04 11:02
| 暮らし
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![]() なんだかウソみたい話しだが、ホントの話し。 妻と一緒にグリの散歩をしていたら、 とつぜん笹藪からガサガサと音をたてながら熊が出てきた。 グリより少し太って大きく、首にはツキノワグマの特徴である 白い半月状の模様がはっきりと見えた。 妻は「本当に出たぁ〜」と訳のわからないことを言っていたが、 いの一番に逃げだしたグリの手綱に引っ張られて転んでしまった。 熊はやぶの右側から真っ直ぐ私らをめがけて猛スピードで向かってきた。 しかし、私らにぶつかりはせずかすめるように左側に移動した。 向き直り、いよいよ私に向かってきた。 闘う度胸も術もない私は「これはかなりやられる」と一瞬で覚悟し後ろへさがった。 とたん、転んだままの妻に重なるように転倒してしまった。 おそらくこのとき熊が突進してきたと思うが、よく憶えていない。 それに眼鏡が外れて飛んでしまったので、熊の顔や表情もよく見えていなかった。 妻が、思いたったみたいに「キャー」と大声を発した。 後で聞いたら「何かしなければ」と思ったようで息を整えての絶叫2連発。 これが功を奏したのか、熊は笹藪の中へ戻っていった。 ほうほうの体で近くの民家の敷地まで退避し、110番通報した。 やっと吠えはじめたグリ、やれやれ頼りない狩猟犬だ。 夫婦、グリともに幸いケガはなかった。 わたしはTシャツの裾に2cm程度の穴があいただけだった。 帰宅して脱いでみたらお腹に三本の爪で引っ掻いた擦過傷がうすくついていた。 背筋が急に寒くなってきた。 時間にして数十秒のできごとだったが、生きた心地がしなかった。 ▲
by anpanpapa
| 2018-11-03 09:21
| 暮らし
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