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以前は、デパートやスーパーに入り5分もすれば目が痛くなって困った。 店舗特有の過剰な照明のせいだが、気のせいかこれが最近なくなった。 企業の省エネ対応の副次的な効果だろうか。 それだったらいいのだが、自身の老化による感受性の低下も考えられる。 室内の明るさと言えば…。 旅行先の京都や近江で、城や寺院に入ったときのこと。 目が暗さに慣れるまでしばらくは中の様子が分からなかった。 慣れてくると不思議と自然に心静かになり、 「わびさび」の世界を味わうことができる。 日々の暮らしにおいても光は大切な要素だが、 明るいだけだと憂いや情感といったものに欠ける。 これは人も同じで、分かりやすいが単調で味気ない性格の人となる。 もともとは、光と陰の微妙な差を暮らしの中で楽しむのが日本人。 「陰翳礼讃」とくに暗さや陰が大切。 これは、わびさび、風情、幽玄といった美意識にもつながっている。 暗さを楽しむ、暮らし。 音楽、お酒、色気…。 これは間違いなく大人の文化だ。 「陰翳礼讃」の谷崎潤一郎は、厠を話題にした作品が多い作家。 なので、写真も合わせました。
by anpanpapa
| 2014-04-05 16:54
| 暮らし
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