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だいぶ昔のことらしいが、同僚が出張の折に入った金沢市内の喫茶店の話し。 ビルの3階にある小さな喫茶店に入って座ったのが、 1967年に直木賞の連絡を受けたとき五木寛之が座っていた椅子だったそうだ。 ネットで調べてみたらそこは「ローレンス」という店で、 直木賞作品『蒼ざめた馬をみよ』もその店で書かれたらしく知る人ぞ知るの喫茶店。 話題は文学賞でも作家の話しでもなく“ゆで卵”の話し。 その店で同僚がコーヒーを頼んだら一緒に出されたのが、ゆで卵。 何でゆで卵?かは同僚も訊かなかったらしく、私もネットで調べたが分からなかった。 「ところで、味は?」と訊いたら 「たぶん、普通。だと思う。」 コーヒーとゆで卵の味は記憶になく、あるのはその椅子とゆで卵が付いたことだけ。 ゆで卵と言えば、10月に郷里であった同級会の二次会で入ったパブの話し。 酒のつまみに出たのが、山盛のゆで卵だった。 「何で、ゆで卵?」と私が言ったら、 「土地の名物を知らないのか?」とよそ者扱いをされた。 ゆで卵タレント(?)板東英二氏の玉子ルーツは貧しさにあった。 栄養豊富な玉子が貴重で老人や病人しか口に出来なかった時代に育った板東氏。 有名なプロ野球選手になって故郷に帰っても、 祖母は必ず五目御飯と沢山のゆで卵を用意して待ってくれていたそうだ。 おそらくは我が故郷においてもこれと似たような思い出や思い入れがあり、 「もてなし」の品目となったのではないだろうか。 私は酒のつまみとしてはゴメンナサイだが、おでんの具としては大好き。 ただ、高脂血症なので家族からはいつも「待て」の声が掛かる。
by anpanpapa
| 2012-12-06 12:41
| 仕事
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