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義父の命日となる日曜の夕方。 義母の入所する老人ホームから電話があった。 95歳になる義母が喉に食べ物を詰まらせたらしく、 救急車で病院へ運ばれたという知らせだった。 夕食も取らずに出掛ける妻に 「お義父さんが呼んでいるのかね」 と不謹慎なことばを掛けてしまった。 何度も義母の見事なクイックターンを見せられているだけあって 「きっと外れだよ」 と軽く受け流して妻は出掛けて行った。 幸いにも大事には至らず 「耳が遠くて父さんの声が聞こえなかったみたい」 と笑いながら帰宅した。 翌日の夕方仕事が休みだった次女から 「一日遅れの誕生会をするので早く帰って来て」 メールが届いた。 次女が妻のお腹にいるときに義父が他界。 偶然にも亡くなった日は、私の誕生日。 以来、その日は誕生日ではなく命日となっていた。 次女が28歳になるので、 28年振りの誕生会となった。 そろそろ誕生日と命日を一緒にしても、 堅物だった義父も許してくれるだろう。
by anpanpapa
| 2011-02-07 22:50
| 家族(妻娘)
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Comments(2)
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